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インターハイが一区切りとなり、私も少し休憩しながら、次の新人戦に向けて準備を始めました。
大舞台で勝つために何が必要なのか?今のチームに何が足りないのか?考えることは山積みです。
そんな中、トレーナー活動の休憩中に、新しいキャプテンとマネージャーが相談にやって来ました。
内容は、「自分たちで大会のリカバリーができるようにしたい」との事でした。
自分たちで勝つために、私が帯同しない際のセルフケアを徹底したいそうです。

実の事を言うと、私はこの言葉を待ち望んでいました。
今まで数々の大会に帯同、そして、日頃の部活をサポートしてきました。
その中でモヤモヤしていたのは、トレーナー任せのメンテンナンスが多い事です。
最初からトレーナーにメンテナンスを任せる選手が多く、特に大会の際は手が回らない事も多くありました。
そこで思っていたのは、自分たちである程度ケアができるようになって欲しい、そして、自分に合ったセルフケアを実践して欲しい、この2つです。
私が普段の練習で関与しているのはストレッチのみですが、勿論セルフケアとしては不十分です。

そこで今回は、【レース間のリカバリー】をテーマに、小規模の講座を開催しました。

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人数も少なく、ポイントは口頭説明が多いため、簡易的な資料を用意して、書き込み形式で実施しました。

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まずはリカバリーの目的を明確にして、「自分にとって必要なリカバリーとは何か」を考えてもらうために、自己分析を行います。

自身の長所/短所(伸び代)が何かを文字に起こして、レース当日に想定されるコンディションや、レースでの目標などを明確化して、最終的に「自分にとって必要になりそうなリカバリーは何か」を想定します。
この作業ができないと、レース間の限られた時間でリカバリーを行う難易度が上がります。
なぜなら、不要な行為が生まれたり、リカバリー手順を間違える可能性があるからです。

個人で講座の目的を決めてから、リカバリーに関連する項目ごとに話を進めていきます。
今回の項目として上げたのは、

  • 大会スケジュールの組み立て
  • アップの意味/種類
  • リカバリーの意味/種類
  • 補食について/栄養素について

講座の目的はあくまでも《レース間》のリカバリーです。
そのため、1日のスケジュールを含めてリカバリーを計画する必要があると考えました。

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いつもの講座より細かい部分まで触れながら説明して、特に重要なポイントや補足が必要な点は書き足します。

一通り要素を解説したら、実際のスケジュールに当てはめて計画を立てます。
今回は過去にあったレースのタイムテーブルを参考に、私が組み立てたスケジュールを見せました。

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メモを見せながら、何を重視してスケジュールを組んだのかを補足して、より細かく計画できるようにアドバイスをします。

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座学のまとめとして、【東海大会/全国大会へ進むために覚えること】と題して、ポイントをまとめました。
このうち半分は座学で解説をしたため、残りの半分を実技で解説していきます。

休憩を挟んで実技を始めます。
今回は、セルフマッサージ/アイシング/ペアマッサージにテーマを絞り、手順を解説・実践します。

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ローラーでのセルフマッサージは実践している選手も多いため、簡単に見本を見せながら実演します。

ここでポイントとしたのは、ほぐす部位の確認ほぐす順番です。
何気なく取り組んでいるケアも、一度見直してみるとポイントが抜けていることもあります。
だからこそ私は、同じ取り組みであっても、100%の再現性ができるまで説明をするように心がけています。

次に、アイシングの基本となる、アイスマッサージPRICES処置を行います。

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アイスマッサージを行うための準備として、適切な氷の量を見せて、

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実際に同じ量を準備してもらいます。
見た目と分量を説明しましたが、いざ氷嚢を作ると、一発で同じ量を作るのに苦戦していました。

リカバリーは時間勝負のため、感覚で準備ができると強みになります。
何度も実践して、素早く準備ができるようになって欲しいと思います。

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準備した氷嚢を使って実際にアイスマッサージを行い、

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マッサージを止める目安の筋温を教えます。

時間で管理する方法もありますが、ケースバイケースになる事が多いため、難易度が高い筋温での判断を紹介しました。
これらを踏まえて、アイスマッサージを実践してもらいます。

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部位ごとに私の脚を任せて、適切な筋温になるまで冷やしてもらいました。

いきなりペアで実践すると失敗する可能性があるため、ここは私が体を張って説明しました。

もう片方のPRICES処置については、以前の講座で紹介しているため、実践メインで紹介をしました。

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氷嚢の作り方から固定までの手順を見せて、

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実際にアイスパックを作ります。

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再び私の脚を使って固定を行います。

今回は肉離れを想定して、固定後の処置まで解説しました。
実際にやってみると、慣れない固定に苦戦したようです。

最後は、最も熱い要望があったペアマッサージに挑戦です。

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相手の体を預かる重要性についてしっかり説明してから、見本を見せます。

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まずは私の脚で力加減や触るポイントを実践して、

その後ペアに分かれて、加減を確認しながらマッサージをしました。

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全体を観察をしながら、間違った方法で行わないように最新の注意を払ってサポートに入りました。

残りの時間は、日頃から使えるリカバリーテクニックを紹介して、長いリカバリー講座は終わりとなりました。

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数多くの話や実技を行いましたが、これでリカバリーについての講座は終わりとなります。

今まで、トレーナー活動や個人的な相談として「マッサージを教えて欲しい」と頼まれる事は何度かありました。
しかし私は、「相手にケガをさせるリスクがあるから」という理由で断り、セルフケアの徹底に力を入れてきました。
その私がなぜ今回の講座を開いたのか?それには2つの理由があります。

一つは、強い選手との差を上の舞台で痛感したからです。
強豪校の情報収集をする中で、このようなトレーナー事情を聞きました。
【地区予選ではトレーナー無しで勝負している】
つまり、ある程度は自分たちでリカバリーができていることを意味しています。
そこでまずは、自分たちでリカバリーを取り組む事が重要だと考えました。
そのキッカケの一つとして、自分たちで取り組む事ができるリカバリーを紹介しようと考えました。

そしてもう一つは、ここに集まった選手とマネージャーなら、責任を持って実践できると思ったからです。
今回の選手達は、自分の意思で治療院まで来てくれました。
言い換えると、真剣に競技と向き合い、本気で勝つ覚悟がある選手だと思っています。
この選手達が揃えて口にするのは、
「チームで全国を目指したい」
そのための取り組みとして、自分達で勝てるようになりたいと相談を受けました。
その熱意を信じてみたいと思い、今回の講座を企画しました。

この2時間30分はあくまでも前座です。
実際にどこまでのレベルで取り組む事ができるか、これは選手の熱意に懸かっています。
選手から相談を受ければ、できるようになるまで何度でも手伝うつもりです。
まずは9月から始まる新人戦が、一つ目の挑戦となります。
そこで今までよりチーム力が上がっていれば、来年のインターハイでの勝ち筋が見えてきます。
私自身も準備を重ねて、どこまで進めるのか挑戦したいと思います。

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