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スポーツや交通事故によって大きな力が膝に加わり、膝にある靱帯が傷ついた状態を指します。
膝にある靱帯は大腿骨(太ももの骨)と脛骨(スネの骨)を繋ぐため、
前後左右の方向に靱帯が存在しています。
そのため、靱帯損傷を起こすパターンは数多く上げられます。
靱帯の役割は、骨がグラグラしないように骨同士を繋げることです。
言い換えると、シートベルトの様な役割を果たしています。
★具体的な役割
①.膝の捻りを防ぐ
②.膝の安定性を保つ
③.膝の向きがズレないようにする
★メインとなる膝の靱帯
①.膝の前側・後側を繋げる十字靭帯
→脛骨がズレないように制御する
②.膝の内側・外側を繋げる側副靱帯
→膝が左右にグラつかないように制御する
サッカーやラグビーなどのコンタクトスポーツで多いのが、相手が膝にぶつかるケースです。
例:フェイントやタックル時に相手とぶつかる
靱帯は強い連結作用を持っていますが、強い衝撃が加わることで耐えられなくなることがあります。
例えば、相手が後方からぶつかれば前十字靭帯が、外から膝が入れば内側側副靱帯を損傷するなど、どの方向でも起こりうる可能性が考えられます。
また、交通事故による靱帯損傷もこのケースが多いです。
靱帯の役割に、「膝の捻りを防ぐ」働きがあります。
ある程度の捻りであれば靱帯によって動きを制御してくれますが、膝の可動域を大きく超えると靱帯が傷つきます。
例:膝のポジションが残った状態で急な方向転換をする
地面を踏み込んだときに正面から膝が逃げる
膝が真っ直ぐ入っていれば、靱帯損傷を起こす可能性は低くなります。
しかし、上記の例に挙げたような、本来動く向きと別の方向を向いていると、靱帯を大きく捻る可能性が出てきます。
結果として、様々な靱帯を損傷することが考えられます。
ある程度の衝撃であれば、人体の構造で衝撃を逃がすことができます。
しかし、許容範囲を超えた衝撃の場合は膝に大きな負担がかかるため、靱帯のストッパー機能が壊れてしまいます。
また、②の膝の捻りと似たような損傷をすることもあります。
ジャンプからの着地時に膝を捻った状態で着地をすれば、もちろん靱帯を捻って損傷します。
原因①.股関節周辺の筋肉が張っている
股関節の柔軟性が失われることで、
膝が内側に入る(ニーイン)傾向があります。
股関節の中でも特に、膝の外旋筋の疲労によって引き起こされます。
原因②.膝周辺の筋力と運動量のバランスが悪い
この場合、足底部の外側に体重がかかりやすい傾向があります。
膝に関係する筋肉はとても多く、特に、足底筋や下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)の疲労によって引き起こされます。
靱帯損傷の症状は、急性期と慢性期の症状に大きく分けられます。
急性期
一般に急性期症状は、受傷から3週間程度の間に起こる症状です
①.膝の痛み・圧痛
どの靱帯を損傷しても、膝の屈伸運動や歩行時に痛みがあります。
損傷の程度によっては、安静状態で痛みが出ることも珍しくありません。
また、押すことで痛い部分がハッキリしますが、必要以上に触るのは止めましょう。
②.関節内出血・腫れ・熱感
受傷直後は腫れや熱感が出現し、他の靱帯や半月板を同時に負傷していると、内出血を起こしている場合もあります。
③.可動域制限
①の痛みや②の腫れによって、膝の動きに制限がかかります。
特に、膝の屈伸運動に制限がかかることが多く、歩行に支障が出ることも少なくありません。
慢性期
急性期を過ぎると痛みや腫れ、可動域制限はいずれも軽快してきます。
メインとなるのは以下の症状です。
★膝の不安定感・抜け感
いわゆる「膝崩れ」が目立つことが増えてきます。
「歩いても痛くはないが歩行時に膝がグラつく」
「ガクッと膝の力が抜ける」
というような訴えが起こることが多くあります。
具体的には、下り階段や下り坂、膝の捻りを加えた際に自覚します。
不安定感を放置すると・・・
痛みは治まってきますが、靱帯は損傷したままです。
そのため、半月板や軟骨など、靱帯以外の部分に障害を生じることがあります。
それにより、靱帯損傷の痛みが落ち着いてきたとしても、慢性的な痛みや腫れ(膝に水が溜まる)が出現するケースも起こります。
また、学生時代にケガをした結果、加齢によって変形性膝関節症を引き起こすこともあります。
前十字靭帯
ジャンプの着地で膝が外れるような感じがする
膝が伸びきらない
正座ができない
膝の力が入りにくい
◎膝靱帯損傷で最も多く発生する
後十字靭帯
歩行時に踵を着くと不安定感がある
内側側副靱帯
膝の内側に圧痛がある
外反動揺性がある→下腿を外側に動かすと膝がグラグラする
◎外側より発症頻度が多い
外側側副靱帯
膝の外側に圧痛がある
内反動揺性がある→下腿を内側に動かすと膝がグラグラする
膝の靱帯損傷・半月板損傷で多いとされているのが、
①.前十字靭帯損傷
②.内側側副靱帯損傷
③.内側半月板損傷
の損傷です。
これらは単独で損傷することもありますが、膝の構造上、複数箇所同時に損傷するケースも見られます。
これを不幸の三徴候(アンハッピー・トライアド)と言い、通常の復帰より時間を要します。
前十字靭帯
・ラックマンテスト
・前方引き出しテスト
後十字靭帯
・サギング徴候(脛骨落ち込み徴候)
膝を90°曲げると膝下が陥凹し、脛骨が後方に落ち込む
・後方引き出しテスト
内側側副靱帯損傷
・外反動揺性テスト
・牽引アプレーテスト
外側側副靱帯損傷
・内反動揺性テスト
・牽引アプレーテスト
これらの徒手検査で異常を見つけることが可能ですが、受傷直後は痛みが強いことがほとんどです。
そのため、むやみに動かさずに専門家による検査を受けるようにしましょう。
②.MRI
靱帯損傷の場合、レントゲンやCTでは診断が難しいとされています。
また、ケガをして最初に検査に用いるのがレントゲンですが、受傷直後では痛みや腫れにより十分な身体所見が取れないため、靱帯損傷がハッキリしないことが多くあります。
そのため、細かい診断が可能で、同時に半月板や軟骨などの他の組織を評価できるMRIが有効とされます。
★靱帯損傷の程度
Ⅰ度 | 靱帯が強く伸ばされた程度の損傷 |
Ⅱ度 | 靱帯が部分的に断裂している状態 |
Ⅲ度 | 靱帯の完全断裂が起きている状態 他の靱帯や半月板の損傷を合併していることもある |
精密検査によって損傷の状態が分かったら、治療計画を立てます。
靱帯損傷の治療は大きく2種類に分類できます。
①.保存療法
靱帯の損傷が軽度であれば、ギプスやサポーターで膝を支え、安静を保ちます。
装具を着用して、早期から痛みのない範囲で可動域訓練を行い、筋力低下を最小限に抑えます。
※場合によっては痛みの緩和と安静を目的に、ギプス固定を行うこともあります。
②.手術療法
後十字靭帯や側副靱帯損傷は保存療法で治癒しやすく、多少の痛みであれば生活やスポーツに支障をきたすことは多くありません。
しかし、前十字靭帯は治癒する可能性が低いため、痛みの程度や年齢によっては手術を選択することもあります。
前述した前十字靭帯損傷や、重症である靱帯断裂の場合は、手術に踏み切るケースもあります。
手術には、自分のハムストリングスや膝蓋靱帯を用いた再建術が一般的で、関節鏡を用いて低侵襲で行います。
①.松葉杖による歩行
まずは平面などの障害の少ない場所で、足に負担をかけないように歩行を開始します。
平面で安定して歩けるようになってきたら、屋外での歩行や階段昇降などの、日常生活動作に切り替えていきます。
患側に体重をかけると痛みが出たり、症状が悪化する可能性が高いため、床に軽く触れる程度に足を着けて歩きます。
場合によっては、装具と松葉杖を組み合わせて訓練することもあります。
②.可動域訓練
痛みがあるからといって関節を動かさないと、より動きが悪くなっていきます。
そのため、早い段階から少しずつ可動域訓練を開始していきます。
他動運動(他人に動かしてもらう)から始めて、自動運動(自分で動かす)、道具を使った軽い負荷訓練と、徐々に強度を上げていきます。
メインとなる筋肉は、大腿四頭筋です。
③.痛みの緩和
リハビリ後、体調によってはリハビリをしていなくても
痛みが出ることがあります。
そのため、アイシングによる痛みや腫れの緩和、
マッサージによる筋緊張の緩和を積極的に行っていきます。
目的:体重をかけたトレーニングの開始・不良動作の修正
この時期になると、ある程度安定して動けるようになり、痛みが落ち着いてくると思われます。
この状態になったら、少しずつ負荷の強度を上げながら自重トレーニングを開始していきます。
トレーニングは必ず「痛みがない状態」で行い、痛みが出たらすぐに中止して症状の悪化を防ぎます。
膝の向きを整える
重心を安定させる
目的:高負荷トレーニングを行う
自重トレーニングやコンディショニングで体が使えるようになってきたら、より強度を上げたリハビリを行います。
もちろん、この時期になっても、自重トレーニングやコンディショニングはベースとして取り入れ、より良い状態を維持していきます。
目的:競技復帰に向けたリハビリ
この段階まで回復してきたら、いよいよ競技復帰に向けたリハビリが始まります。
まずは軽いランニングから開始し、動きやコンディションを確認しながら、ジャンプ動作やダッシュなどを取り入れます。
強度は体の状態によって大きく変わるため、「痛みが出ないこと」を第一にリハビリの内容を決めていきます。
アライメントの異常と膝の靱帯損傷は密接に関係しています。
その理由は主に3つあり、これらは靱帯損傷を起こす要因であり、競技復帰のためには欠かせない要素でもあります。
★アライメントが整うことで起こる変化
①.足元が安定する
アライメントが整っていると、全身で体重をしっかり支えることができます。
言い換えると、アライメントの異常があることで、一部に負担がかかることが考えられます。
特に影響を受けるのが、膝や足首などの関節部とされています。
②.体の軸が安定する
①に関係していますが、足元が安定しないためバランスが取りにくくなります。
これはスポーツだけでなく、日常生活にも関係してきます。
一番身近なのが歩行の局面で、この場面でも必ず片足立ちの瞬間があります。
アライメント異常の度合いによっては、この場面でもバランスが取れなくなることが考えられます。
また、動きのレベルが上がるほどこの影響は大きくなります。
③.膝とつま先の向きが揃う
アライメントを整える点で重要なのは、「ニーイン・トゥーアウト」です。
膝が内側に入るニーイン×つま先が外を向くトゥーアウト
これは故障が多い選手の特徴で、修正が必要な動きの一つです。
間違った方向に体が動くことで、①②を引き起こすことに繋がり、結果として膝の負担を増やすことになります。
コンディショニングとは大きく分けて2つあります。
①.リセットコンディショニング
筋肉の調整=筋肉の弾力を取り戻す
②.アクティブコンディショニング
筋肉の再教育=筋肉が動くようにする
上記の2つに分けて行い、筋肉の調整と再教育で「Good Condition」を実現するメソッドです。
膝靱帯損傷の回復から競技パフォーマンスの向上まで、どの場面でも活用できるのがセルフコンディショニングです。
あまり知られていませんが、シューズが原因で十字靱帯損傷・側副靱帯損傷を起こすケースがあります。
十字靱帯損傷・側副靱帯損傷に繋がる要因
・正しい履き方を知らない
・サイズが大きいシューズを選んでいる
・裏がすり減っている
・足にシューズが合っていない
・目的に合っていない など・・・
原因は数多くありますが、シューズを調整することで十字靱帯損傷・側副靱帯損傷は予防できると考えられます。
PLUSbody若葉治療院では、シューズを含めて身体と考えています。
ボディーメンテナンスとともに、シューズメンテナンスの大切さを広めていく活動をしています。
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・シューズが原因の十字靭帯損傷・側副靱帯損傷
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十字靭帯損傷・側副靱帯損傷の原因は数多くありますが、カラダを正しく使えることで十字靭帯損傷・側副靱帯損傷は予防できると考えられます。
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