先月に引き続き、NPO法人 秋山祐貴子スクウェア(秋山バレエスクール)様にて講習会を開催しました。
前回:セルフマッサージ講習会
今回のテーマは、
「姿勢の評価方法」「姿勢に関係するメンテナンス」
この2点で依頼を頂きました。
前回の講習会の中で、姿勢についての話を簡単にしました。
ポイントを説明してからお互いに姿勢評価をしてもらいましたが、よく分からなかったようです。
これを念頭に置いて資料を準備し、実技の内容構成を考えました。
当日・・・
会議でスタジオに来ていた、原さなえ舞踊研究所様の先生を加えた9人でスタートしました。
①.姿勢について詳しく知ろう
まずは「正しい姿勢とは何か?」について説明です。
姿勢には3種類の面があること、重心線は指標を用いて判断することなど、解剖学の基本を説明しました。
まずは「正しい姿勢とは何か?」について説明です。
今回のメインイベントである、姿勢評価を一人ずつ行いました。
最初に話した重心線がどこにあるのか?実際の姿勢異常はどのような状態なのか?簡単な解説を入れながら実演しました。
体験していただいた感想として、
「想像していた姿勢と違った」
という声を多く聞きました。
普段自分の姿勢を見る機会はあまりないので、新鮮な反応が聞けたのが嬉しかったです。
③.姿勢異常について
正しい姿勢を説明したので、反対に「悪い姿勢」とは何を指すのか?この話題に触れました。
- ストレートネック
- 巻き肩/猫背
- 反り腰
- 骨盤前傾/後傾
上半身の中でも特に注目されやすい、これらの姿勢異常について、
- 概要
- 原因
- 改善ポイント
などを細かく説明しました。
これらの姿勢異常は日常でもイメージがつきやすいと思いますが、原因や改善ポイントは分かりにくいものです。
ここで注意したのは、最初に話をした正しい姿勢と比較をすることです。
そうすることで、改善するべき点がより分かりやすくなるからです。
ただ漠然とメンテナンスの説明をすると、目的意識が曖昧になるため、ここは模型や動きを使って説明をしました。
④.上半身のメンテナンスをやってみよう
前回のセルフマッサージの復習だけでなく、今回はストレッチを取り入れました。
セルフケアは間違った方法で繰り返しても、100%の効果は得られません。
何度でも説明を聞いてもらい、体に馴染むまで繰り返す。
これ以外に上達する方法は無いと考えています。
今回は意見を頂いたので、実際に動きを見て回りながらポイントを個別にアドバイスしました。
前回紹介したセルフマッサージは、想像より手際が良く実践できていたように感じました。
日頃から実践していただけたのであれば、非常に嬉しいことです。
今回もあっという間に講習会は終了となりました。
時間内に収めるように計画していますが、実際はそう上手くは行きません。
全体を通して質問もいただいたので、30分も延長してしまいました(^_^;)
2回目ともなると、様々な課題点を見つけたり、要望をいただくことも増えてきます。
来月は足首をテーマに講習会を計画しています。
私は、正しいことを実践すれば正しい結果が身につくと常々考えています。
そのためには、このように現場に出向いて実践することも大切です。
講習会を重ねるごとに、改めて勉強しないとならないことが増えていきます。
少しでも正しい知識、技術が浸透するように、これからも活動は続きます。