スケジュールが少し過密のため、到着後すぐに調整です。
ここでも同じように緊張をほぐしながら、万全の状態ができるように選手を整えます。
前日と同じように、ウォーミングアップから選手の状態を把握します。
皮肉なことですが、出場人数が少ないため、個別で応援やコンディションチェックができます。
普段観ることができない円盤投げや、
次のラウンドがかかっている200m、
一発勝負で失敗ができない5000m、
それ以外にも様々な種目を見学しました。
結果として帯同チームでは、1人が入賞する形で終わりました。
ここで問題となるのは、入賞選手を含めて出場選手が「結果に満足していない」ことです。
選手は入賞は勿論、自己ベスト更新を目標にこの日のために準備をしてきました。
今回、残念ながら自己ベストを更新できた選手はいませんでした。
東海大会という大きな舞台で自己ベストを更新できれば、大きな自信となったと思います。
準備が万全であっても勝負させて貰えないのが、大きな舞台と言うことでしょうか?
しかし、私は思うのです。
「この3人のためにもっとできる事があったのでは無いのか?」
「一人でも多くこの舞台へ連れて行くことができなかったのか?」
帰りの車で、今までの反省や今後の課題点を考えていました。
選手が大会の雰囲気に呑まれていた部分はありましたが、大会へ向かうまでに、私も緊張していたのが事実です。
いつもより落ち着きが無く、いつも以上に準備に時間がかかっていました。
何が起こるか分からない初めての東海大会で、万全な状態へ準備しようとした結果、空回りした感じがします。
結論、
「トレーナーがいつも通り選手と接することができなかった」
ここにも問題があると考えています。
選手にプラスの言葉をかけていましたが、その裏で無理をしている感じが伝わっていたと思います。
初めての東海大会は、全体的に苦い経験で終わってしまいました。
次に大きな舞台へ立つチャンスがあるのは、来年の6月です。
それまでにできる事は、選手・トレーナーそれぞれに山程あります。
来年のインターハイへの第1ステップとしてこの東海新人を受け止め、ここからパワーアップしたいと思います。
次こそは全員が笑顔で終われるように・・・